当社はDVやモラハラで苦しむ方に力を注いでおります。
多くの方からのご相談が寄せられます。
カウンセリングは互いの集中力などを配慮し1時間とさせて頂いていますが
ドメスティックバイオレンス・モラルハラスメントのカウンセリングは
他のご相談より兎に角「終わり」が見えません。
1時間では足りない、そのくらいです。
ずっと同じ話の繰り返しです。
夫を貶したり擁護したり。その繰り返し。
「こんなことをされて辛かった。」
↓
「でも、いいところもある」などのフォロー。
ご本人は分かっているんです。
「離れたほうが良い」ことに。
「離れたほうが良い」ことを理解しているんです。
ですが心が追い付かないのです。
「離れたほうが良い」「別れなさい」なんて誰に相談しても言われ続けてきたことだし、
分かっているけど離れることが出来ない。
暴力は毎日の生活の中であることであって、分かっていることが出来ない辛さは
相当なものです。それも暴力と言う辛さの中であることだから。
ですから、話がエンドレスしてしまうのは当たり前で、それが依存の怖いところだと感じます。
フォローするにも心理的な意味があります。
自分で選んだものには価値を感じると言う「コントロールの錯誤」です。
自分が選んだ人を信じているというより、自分が選んだ人がまさかの暴力を振るう人だという事実を
信じたくないので回避しているのです。
そして自分の居場所を夫の元だという事への価値。
あとは暴力という名の「支配」と「マインドコントロール」です。
実際現場で接しておりますと「マインドコントロール下」におられるのがよくわかります。
離婚や別れを決意し、逃げ「普通の日常」を手に入れた方は顔つきさえ変わりますから。
当カウンセリングでは「別れなさい」とは言いません。
別れられないから悩んでいるのだから。
「あなたが目指す幸せ」を「あなたが主役でだったら」なんなのか?まずは一緒に考えていくところ
からです。
どこででも言われると思いますが、人は変えられません。
特に「自己愛性パーソナリティ」などの暴力を支配の手段としている人は、自覚がないことが殆ど
ですから。
「お前が悪い」「お前が~だから叩かれて当然」「逆らうな」「否定するな」など言われませんか?
暴力を振るっているのは相手にとって、あなたのせいなので自覚がないのです。
なので、あなた自身が賢く変化できるようにお手伝いをし、
あなたが主役のあなたが普通の日常を手にして、普通が幸せだと思える毎日を送って頂けるよう
一緒に考えていきます。
ただ、DVやモラハラは身体の傷と心の傷です。身体の傷は一歩間違えれば命に直結します。
心の傷もです。自ら命を絶つ方も中にはおられます。
自分の身を護る事を安易に考えず、しっかり護っていくことは大前提です。
以上のことから、DVモラハラ相談は繰り返しです。
イネイブラーで自分があることは人生の損です。
一歩を踏み出すその力を、安心してお話しください。
一人で悩まない・・・を約束に。
カウンセラー沢井
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